ebayで取引きを続けていると様々バイヤーと接する機会があります。
大半は良いバイヤーで特に問題はないですが、たまに「今後取引をしたくない」「関わりたくない」と思うようなバイヤーと接する機会もあります。
今日はそんなバイヤーをブロックする方法をお伝えします。
本記事は以下のような情報を求めている方にお勧めです!
・ ebayではどのようなトラブルがあるか知りたい
・ バイヤーをブロックする設定方法が知りたい
・ 評価0のバイヤーをブロックできるか知りたい
セラーがバイヤーをブロックするケース
ebayで取引きをしていてブロックが必要と感じるのはこのようなケースです。
1, しつこく値引き交渉してくる
2, オークションで落札したのに一向に商品代金を支払わない
3, 商品が届いているのに「商品が届いてない」とクレームを言ってくる
4, 商品に問題がないのに「傷がついている」等のクレームを言ってくる、または返品してくる
しつこく値引き交渉してくる
たまに断っても断っても何度も値下げをお願いしてくるバイヤーがいます。
無視すると購入後にネガティブフィードバックを付けられるのではないか?と恐れて無視できないセラーの方々もいると思います。
ebayには値引き交渉を自動で受け入れたり、拒否する設定ができる「ベストオファー」という機能があるので、必要に応じてこちらの設定をして下さい。下の記事で設定方法を説明してます。
ベストオファーを設定していてもメッセージで値引き交渉をしてくるバイヤーもいます。商品購入前から面倒なバイヤーは購入後もトラブルに発展するケースがあります。そのようなバイヤーはブロックを検討してみるのもいいと思います。
商品代金未払い
オークションやベストオファーで商品を落札したにも関わらず商品代金を一向に支払ってくれないバイヤーがいます。
オークションで他にも入札した人がいた場合はとても迷惑です。
そのような迷惑なバイヤーは迷わずブロックしましょう。
商品が届いているのに「商品が届いてない」とクレームを言ってくる
ebayではたまにこのような事が起きます。
商品が届きません!
追跡番号を確認してみると既にお届け済みになっている。
配送履歴によると既に荷物はお客様の元に届いているようです!
履歴ではそのようになっているかもしれまが、私は商品を受けて取っていません。
ebayではなぜかたまにこのようなバイヤーがいるのです。証言が事実な時もあると思いますが、ほとんどの場合バイヤーは嘘をついていると思います。
そのようなバイヤーはブロックしましょう。
商品に問題がないのにクレームを言ってくる、または返品してくる
ebayのバイヤーにもクレーマーは多く存在します。
商品説明にしっかりと記載があるのに「付属品がない」や「商品に傷がついている」と言ってくるバイヤーがいたり、本物のブランド品を送ったのに、「これは偽物だ!」と言ってくるバイヤーがいます。
自分のミスによって引き起こしたトラブルはしっかりと向き合い解決するべきですが、悪質なクレーマーはブロックして今後商品を購入させないようにしましょう。
バイヤーをブロックする具体的な方法
では具体的にebayでバイヤーをブロックする方法を説明します。
セラーハブのトップページにある「ショートカット」の中から「Block bidders」をクリックします。
するとこちらのバイヤーのブロックを設定するページに飛びます。
もしショートカットの中に「Block bidders」という項目が見つかれなければ、ebayトップページ左上のご自身の名前にカーソルを合わせて「Account settings」をクリックします。そして左下にある「Selling Preference」をクリックします。そしてページ上「Managing who can buy from you」右の「Edit」をクリックします。すると上のページに行きます。
バイヤーをブロックリストに入れる
まずはブロックしたいバイヤーをブロックリストに入力します。
「Blocked Buyers List」にある「Manage Blocked Buyers List」をクリックします。
リストにバイヤーのアカウント名を入力し、「Submit」をクリックします。
複数入力する場合はバイヤーの名前をカンマで区切って下さい。
ここに登録されたバイヤーはオークションで出品された商品の入札、固定価格で出品された商品の購入ができません。そしてセラーにメッセージを送ることもできません。
購入者要件免除リストの作成
次の「Buyer Exemption List」では例外の設定ができます。
この後詳しく解説しますが、バイヤーをブロックする時に条件を決める事ができます。ここではそのブロック条件に当てはまっていても商品を購入できるバイヤー(例外)を登録します。
購入者要件の設定
ここではあなたの商品を購入できるバイヤーの条件を決める事ができます。
1, ☑Block buyers who caused ~ cancellations of unpaid purchases within ~ month(s).
過去に未払いのあるバイヤーをブロックする設定です。
「〇ヶ月以内に〇回の未払いによるキャンセルしたバイヤーをブロックする」という意味です。
未払い数は2~5、月数は1,6,12から選べます。
2, ☑Block buyers whose primary shipping address is in a location I don’t ship to.
ここにチェックを入れると発送除外国に設定している国のバイヤーをブロックします。
3, ☑Block buyers who are currently winning or have bought 〇 of my items in the last 10 days.
10日以内に複数商品を購入するバイヤーをブロックします。
「10日以内に私の商品を〇個落札した、または購入したバイヤーをブロックする」という意味です。
個数は1~100まで選べます。
あなたの商品をよく購入してくれるリピーターなら10日以内に複数購入することもあると思います。そういう場合、先ほど説明した「Buyer Exemption List」を利用します。
「Buyer Exemption List」にリピーターの名前を入力しておくと、この条件に当てはまっていてもあなたのストアの商品を購入する事が可能です!
ここでは更に条件を追加する事ができます。
Only set this requirement to block buyers with a feedback score:〇
「この設定をフィードバックスコア〇に適応する」という設定です。
フィードバックスコアは0-5まで設定可能です。
4, Don’t allow blocked buyers to contact me
ここにチェックを入れるとブロックされたバイヤーはあなたに連絡することができません。あなたの「質問と回答」ページに「Contact Seller」ボタンが表示されません。
5, Apply above settings to active and future listings
ここにチェックを入れると上で設定した内容が現在と今後の出品商品に適用されます。
全てを設定したら「Submit」をクリックしましょう!
これで設定は完了です!!
バイヤーブロックのまとめ
以上がバイヤーのブロック方法になります。
最後にebayセラーとして知っておくべき情報をいくつかお伝えします。
評価0のバイヤーはブロックできる?
ebayで商品を販売していて少し心配になるのは「評価0」初めてebayで商品を購入するバイヤーとの取引きです。
初めての取引きだと何かトラブルが起きるんじゃないか?悪質なバイヤーが新しくアカウントを作り、迷惑行為をしてくるのではないか?と不安に思う事もあるかもしれません。
しかし、ebayでは評価0のバイヤーをブロックする機能はありません。
僕がebayを始めた10年前は評価0のバイヤーに気をつけましょう!という情報が多くありました。
しかし、実際は評価0のバイヤーと取引きをしても特に問題はありません。ebayも新しい顧客を呼び込もうと頑張って宣伝しているので常に新しいバイヤーは流入してきます。
もし、不安に感じる場合は商品を送った後にバイヤーにメッセージを送り、追跡番号や追跡が確認できるサイトを教えてあげましょう。
バイヤーをブロックする理由
私達ebayセラーがバイヤーをブロックする理由は「悪質なバイヤーと関わりたくない!」「悪質なバイヤーに自分のストアの商品を購入させたくない!」というのが一番の理由です。
しかし理由は他にもあります。
それは、
だからです。
ご存じの方も多いと思いますが、ebayで何かトラブルがあった時、バイヤーが商品に関してクレームを言ってきた時「ebayセラーはとても弱い立場」にあります。
商品に傷がついてないのに「傷がある」とクレームを言われたら、高い確率で「一部返金、返金、返品」を受け入れなければなりません。
バイヤーの返品時に送料は「バイヤー負担」という設定になっていてもセラーが返品の送料を負担しなければならない場合もあります。
明らかに悪質なバイヤーに対しては「ネガティブフィードバックをつけたい」ものです。そうすれば今後同じような被害に合うセラーは減ります。バイヤーから購入前に問い合わせがあった時に評価を確認して「ネガティブ」が多いバイヤーはブロックしたいです。
しかし、「ebayではセラーがバイヤーに対してネガティブフィードバックを付ける事はできません。」
未然にトラブルを防ぐことができない、そして悪質な行為をされてもそれに対して評価で文句も言えない。「バイヤーをブロックする」ぐらいしかセラーにできる事がないのです。
問題が起きた後にバイヤーをブロックする事が有効な手段なのか?その辺は懐疑的ではありますが、今後のトラブルを少しでも減らす為にもトラブルを起こしたバイヤーはブロックリストに入れておきましょう。